1,出題の意図を読み取る (1)出題の意図は大きく二つあります。 ①課題とした与えた要件に対する回答 ②課題テーマに対する考察 例題です。 ◆企業レポート編 管理職に求められる資質とはどのようなものであると考えるか。当社が抱えるさまざまな課題を考慮し、A4版で3枚程度でまとめること。 (2... 続きをみる
評価を高めるための「レポート・小論文」の書き方の人気ブログ記事
-
-
「コラム2」では、「論理思考の観点」から、評価されない小論文・レポートのパターンを述べました。 今回も、「論理思考の観点」から、もう一つの評価されない小論文・レポートのパターンを述べます。 1,説明・考察に「ずれ」がある 論点がずれている文章は意外と多いです。しかし、その「ずれ」に本人が気づ... 続きをみる
-
時代と価値観の変化に伴い、小論文・レポートの評価基準も変化しています。 1,従来型の評価は「知識の確認」 たとえば、企業の研修レポートならば、研修で学んだ内容を理解しているかどうか。 大学入試の小論文ならば、出題分野についての知識があるかどうか。 この場合、小論文・レポートでは、教科書的な... 続きをみる
-
「論理思考その6」で、「論点を設定する」「問いを繰り返すことで課題を明確にする」ことを述べました。 今回は、「課題」について、もう少し述べます。 1,課題とは何か 問いを繰り返すことで、課題をあぶり出します。 課題を突き詰めていくと、ジレンマが現れる場合があります。 ジレンマとは(ウィキ... 続きをみる
-
C評価にしかならない小論文・レポートに「論点がない」ことがあります。 「論点がないからC評価」ということではありません。論点がないために、「課題に対する考えが提示されない」「持論や一般論の羅列に過ぎない」ことがC評価の根拠となります。逆に言えば、論点さえ設定されていれば、A評価になるのに…とい... 続きをみる
-
与えられたテーマ・課題に対して、自分の考えを持つことは大切です。ただし、自分の考えたことを「すべて・そのまま」答えることは評価につながりません。小論文・レポートで求められるのは、自分の考えたことの中から「与えられたテーマ・課題に対する考え」を回答することです。 1,評価の低いレポートによくあるパ... 続きをみる
-
ロジカルシンキングという言葉があります。 小論文・レポートで求められていることの一つは「論理性」です。では、「論理的に思考する」とはどういうことか、どうすればよいか、以下の例題から考えてみましょう。 【例題・大学入試の小論文】 医師に求められる資質とはどのようなものであると考えるか。今日の社... 続きをみる
-
評価が低い文章に共通する傾向として、「段落構成がないこと」があります。 まず「型を整えること」を意識するとよいでしょう。具体的には、「段落構成×見出し」の工夫です。ところで、段落構成はなぜ必要なのでしょうか。 今回は、段落構成の意味を考察することからはじめます。 1,段落構成が必要な理由 ⑴... 続きをみる
-
下の例題について、前回は「文字数」について考察しました。 今回は、「出題意図」という視点から考察します。 まず、例題をご覧ください。 【例題】 ⑴企業レポート 管理職に求められる資質とはどのようなものであると考えるか。当社が抱えるさまざまな課題を考慮し、A4版で3枚程度でまとめること。 ⑵... 続きをみる