評価を高めるための「レポート・小論文」の書き方の新着ブログ記事

  • 論理思考 その9「本文の内容の縦軸×横軸」

    1,出題の意図を読み取る (1)出題の意図は大きく二つあります。  ①課題とした与えた要件に対する回答  ②課題テーマに対する考察  例題です。 ◆企業レポート編  管理職に求められる資質とはどのようなものであると考えるか。当社が抱えるさまざまな課題を考慮し、A4版で3枚程度でまとめること。 (2... 続きをみる

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  • 論理思考 その8「論理とは何か」

    1,課題テーマに対する答えが明示されていること  課題テーマに対する「自分の感想」を書く人も少なくありません。また、課題テーマに対する「持論」を述べる人もいます。そうではありません。  論理的コミュニケーションでは、「課題テーマに対する答え」を提示するのです。  「答え」は、以下の部品でできていま... 続きをみる

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  • 評価されない小論文・レポートのパターン(コラム3)

     「コラム2」では、「論理思考の観点」から、評価されない小論文・レポートのパターンを述べました。  今回も、「論理思考の観点」から、もう一つの評価されない小論文・レポートのパターンを述べます。 1,説明・考察に「ずれ」がある  論点がずれている文章は意外と多いです。しかし、その「ずれ」に本人が気づ... 続きをみる

  • 評価されない小論文・レポートのパターン(コラム2)

     時代と価値観の変化に伴い、小論文・レポートの評価基準も変化しています。 1,従来型の評価は「知識の確認」  たとえば、企業の研修レポートならば、研修で学んだ内容を理解しているかどうか。  大学入試の小論文ならば、出題分野についての知識があるかどうか。  この場合、小論文・レポートでは、教科書的な... 続きをみる

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  • 論理思考 その7「課題とは何か」

     「論理思考その6」で、「論点を設定する」「問いを繰り返すことで課題を明確にする」ことを述べました。  今回は、「課題」について、もう少し述べます。 1,課題とは何か  問いを繰り返すことで、課題をあぶり出します。  課題を突き詰めていくと、ジレンマが現れる場合があります。  ジレンマとは(ウィキ... 続きをみる

  • 論理思考 その6「課題を明確にする」

     C評価にしかならない小論文・レポートに「論点がない」ことがあります。  「論点がないからC評価」ということではありません。論点がないために、「課題に対する考えが提示されない」「持論や一般論の羅列に過ぎない」ことがC評価の根拠となります。逆に言えば、論点さえ設定されていれば、A評価になるのに…とい... 続きをみる

  • 論理思考 その5「根拠の重要性」

     評価の低い小論文・レポートに共通するのは、「根拠への言及がない」「文脈から根拠と読み取れるが根拠として明示されていない」「根拠が弱い」です。  今回は、根拠について考えます。 1,根拠が弱い、説得力が低いと評価される2つのパターン ⑴事実の反転「Xが必要である。なぜならXがないからだ」   御社... 続きをみる

  • 論理思考 その4「何を回答すればよいのか」

     与えられたテーマ・課題に対して、自分の考えを持つことは大切です。ただし、自分の考えたことを「すべて・そのまま」答えることは評価につながりません。小論文・レポートで求められるのは、自分の考えたことの中から「与えられたテーマ・課題に対する考え」を回答することです。 1,評価の低いレポートによくあるパ... 続きをみる

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  • 論理的な考察・説明のために(その3,書く前の準備)

     小論文・レポートのゴールは何ですか?  大学入試・昇進試験の場合は、「合格」と考える人も多いです。  では、「合格」と評価される小論文・レポートとはどのようなものでしょうか。 1,まず、相手を意識すること ⑴小論文・レポートを評価するのは、あなたが知らない人  もちろん、評価する人も、あなたを知... 続きをみる

  • 論理的な考察・説明のために(その2,小論文編)

     ロジカルシンキングという言葉があります。  小論文・レポートで求められていることの一つは「論理性」です。では、「論理的に思考する」とはどういうことか、どうすればよいか、以下の例題から考えてみましょう。 【例題・大学入試の小論文】  医師に求められる資質とはどのようなものであると考えるか。今日の社... 続きをみる

  • 論理的な考察・説明のために(その1,研修レポート編)

     ロジカルシンキングという言葉があります。  小論文・レポートで求められていることの一つは「論理性」です。では、「論理的に思考する」とはどういうことか、どうすればよいか、以下の例題から考えてみましょう。 【例題・企業レポート】  管理職に求められる資質とはどのようなものであると考えるか。当社が抱え... 続きをみる

  • 評価されない小論文・レポートのパターン(コラム1)

    1,大学入試・企業内の昇進試験で問われていること ⑴大学受験をする高校生にする、定番のたとえ話  音楽大学の入試では、「ピアノ」が必須です。「ピアノが弾けること」が音楽大学進学の前提条件です。   つまり、「ピアノは弾けないが、ピアノを弾けるようになりたいから音楽大学に進みたい」という志望理由はあ... 続きをみる

  • 小論文・レポートの段落構成

     評価が低い文章に共通する傾向として、「段落構成がないこと」があります。  まず「型を整えること」を意識するとよいでしょう。具体的には、「段落構成×見出し」の工夫です。ところで、段落構成はなぜ必要なのでしょうか。  今回は、段落構成の意味を考察することからはじめます。 1,段落構成が必要な理由 ⑴... 続きをみる

  • そして、出題条件の確認(その2「出題意図を理解する」)

     下の例題について、前回は「文字数」について考察しました。  今回は、「出題意図」という視点から考察します。  まず、例題をご覧ください。 【例題】 ⑴企業レポート  管理職に求められる資質とはどのようなものであると考えるか。当社が抱えるさまざまな課題を考慮し、A4版で3枚程度でまとめること。 ⑵... 続きをみる

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  • そして、出題条件の確認(その1「文字数を守る」)

     今日は、まず「例題」を提示します。 【例題】 ⑴企業レポート  管理職に求められる資質とはどのようなものであると考えるか。当社が抱えるさまざまな課題を考慮し、A4版で3枚程度でまとめること。 ⑵大学入試の小論文  医師に求められる資質とはどのようなものであると考えるか。今日の社会が抱えるさまざま... 続きをみる

  • 次に、表記の原則(原稿用紙の使い方に準じること)

     小論文・レポートの表記について、最近、顕著な傾向があります。  それは、「インターネット記事」「SNS・ブログ」などに特有の文体・表記で書かれた文章が増えてきたことです。  小論文・レポートは、いわゆる「原稿用紙の使い方」に準じて表記してください。 1,ネットニュースの文章例 高校入試の在り方に... 続きをみる

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  • まず、書式の設定

     小論文やレポートの提出も、原稿用紙などの「紙(ペーパー)」での提出から、データでの提出に変わっています。  今回は、「Word」での提出を例に「書式設定」を確認します。  具体的には、「字数×行数」「フォント」「フォントサイズ」などです。 1,評価が低くなる小論文・レポート ⑴指定された書式(フ... 続きをみる

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  • このブログで伝えたいこと

    1,小論文、レポートを書いている方々へ (1)自己紹介を兼ねて   私の仕事の一つに、「学生が書く小論文」「社会人が書くレポート」の評価があります。  社会人が書くレポートには、「社内研修を受講した際に課されるレポート」「昇進試験科目としてのレポート」もあります。  こうしたレポートは、社内の方が... 続きをみる

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